- 開催期間
- 2018年8月17日(金)~2018年8月22日(水)
- 開館時間
- 10:00~18:00
- 会場
- 富士フイルムフォトサロン 札幌
- 入場料
- 無料
年度別リスト
【写真家たちの新しい物語】
山口大志写真展「アマゾン―密林の時間」
2010年から7年にわたって毎年アマゾン撮影を続け、多い時には1年の半分をアマゾンで過ごす写真家・山口 大志氏。本展は、水と緑が織りなす「生命の宝庫」であるアマゾンを多角的に取材した山口氏の個展です。
想像を絶する自然や極彩色の植物、計り知れない多種多様な生き物たちが繰り広げるアマゾンの「生命の輝き」をご覧いただきます。バイタリティあふれる作品をご体感ください。
※ 8月17日(金)~22日(水)に写真展併催イベントとして、山口大志氏によるギャラリートークを開催いたします。
■ 写真家メッセージ
幼少のころから南米アマゾンの生き物が大好きでした。青い羽根のモルフォチョウやハチドリ、古代魚のアロワナ。色彩が派手で可笑しな容姿の生き物に興味を持ちました。図鑑や標本を眺め、勉強机には水槽をならべ熱帯魚を多数飼育。ついには自分の目で本当のアマゾン川を見たいと憧れを抱きました。
当然はじめての海外旅行はブラジルのアマゾン川流域でした。そのとき幸運にも私の人生の中で世界一の絶景に出会いました。今も当時のことを鮮明に覚えています。気温31℃。湧き上がったいくつもの入道雲。その雲間から太陽の光線が差し、樹海から突出した巨木の茂みを真っ赤なベニコンゴウインコが滑空乱舞する光景でした。これほど美しい風景は他にはまだ出会ったことがありません。
核心部に入れば不気味に続くアマゾンの熱帯雨林。その広さゆえに撮影が容易でないのは仕方のないことです。滞在中は絶えず蚊と蜂に追われた毎日でしたが、ユーモアたっぷりのかけがえのない貴重な生き物との遭遇は、私を内側から幸せにしてくれました。どんなに遠く離れても地球はひとつ。ここに写された作品を通し、少しでも現地の様子を皆さまと共有できれば幸いです。
■ 山口 大志(やまぐち ひろし) プロフィール
1975年、佐賀県唐津市生まれ。幼少時代から昆虫採集や熱帯魚の飼育に夢中になり、自然への興味から1993年に石垣島西表島に移住、7年間を過ごす。この間、環境省西表野生生物保護センターに非常勤勤務。
2004年から4年半、写真家 三好和義に師事後、独立。
2010年、オーストラリア・ウーメラ砂漠で、小惑星探査機「はやぶさ」が地球へ帰還する決定的瞬間を撮影。この頃から、本格的にアマゾンに取り組む。
2012、2013年、日経ナショナルグラフィック写真賞優秀賞、2016年、第5回田淵行男賞岳人賞を受賞。
■「写真家たちの新しい物語」について
富士フイルムフォトサロン 東京は、若手写真家の皆様に写真展を行う意義や楽しみを見出していただき、写真文化の発展に繋げる為、2013年から年4回、公募展「写真家たちの新しい物語」を開催しています。当社は写真展を開催する為のプリントや制作費等を支援しています。
【写真展併催イベント】 山口大志氏によるギャラリートーク
日時 |
2018年8月17日(金)~8月19日(日) 14:00~/16:00~の各2回 2018年8月20日(月)~8月22日(水) 14:00~ 各45分程度 |
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会場 | 富士フイルムフォトサロン 札幌 写真展会場 ※ お席のご用意はございませんので、予めご了承ください |
参加 | 無料 |
予約 | 不要 |