人がいつかこの世から消えていなくなるように、人の棲みかである家もさまざまな理由でこの世から消えていく。家を見つめていると、かつて住んでいた人たちの思いが伝わってくる気がする。家は故人の思いを映す遺影、そしてその家がなくなると家自体が遺影となる。
そんな家に魅かれていくつかの家を撮ってきたが、今回は第一次南極観測越冬隊長・西堀栄三郎氏の大田区鵜の木にあった邸宅をフィルム撮影・モノクロオリジナルプリントで再現した。

金森祐子

作品点数 ： 全紙・半切・四切サイズ等、モノクロ約（又は計）40点（予定）
・フィルムによる作品。
・展示作品は、出展者／プリントアーティストによるオリジナルプリント「銀塩印画紙」）を使用。

＜プロフィール＞

金森祐子 （かなもりさちこ） ・B/WレンタルラボSMILE所属

1960年東京都生まれ。1994年よりJCIIフォトサロンにて写真を学び始め、撮影に加えモノクロ暗室作業も工芸大学系社会人暗室グループで学び、SMILEに属しながら主にモノクロプリント作品を都内各所で発表してきた。古い建物、古い街に魅かれ、海外も撮影に赴く。

主な写真展

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