- 開催期間
- 2015年3月20日(金)~2015年4月1日(水)
- 開館時間
- 10:00~19:00
(最終日は19:00まで) - 会場
- 富士フイルムフォトサロン 大阪
- 入場料
- 無料
年度別リスト
NATURE CRAZYS -ネイチャー・クレイジーズ-
ライフスケープ編集長が推す“常識やぶり”な若き写真家たち
本展では、長年雑誌や書籍の編集を通して自然と写真に携わり、本誌の編集長を務める高橋佐智子が今、イチオシの新進作家たちをご紹介します。
イスラエルに在住する増田弓弦さんは、海外での音楽活動の傍ら動物写真に目覚め、フォトグラファーに転身。中東やヨーロッパ、アフリカなどで生きものたちと向き合い撮影された作品は、日本人離れした色彩感覚と世界観が持ち味です。
海が好きで好きでたまらない高久至さんは、九州最高峰の山岳や杉の巨木が有名な屋久島に居を構え、知られざる海の魅力を伝えるために日々潜り続けています。人柄が写り込んだような陽気な水中写真が、見る人の気持ちまで明るくしてくれます。
写真家・水越武氏の紹介で出会ったのが上田大作さん。北海道で人と生きもののつながりを追い続けています。写真を撮るだけでなく、風連湖に続く伝統漁に自らも携わり、漁師の目線から撮影された作品群は、思慮深さと脈々と続く時の流れを感じさせます。
永遠の“昆虫少年”、佐藤岳彦さんは、研究者を辞めて実家のある東北に帰ろうとしていた矢先、震災に遭遇。そこから写真家への道がスタートしたそうです。虫や菌類など、普通なら見落としてしまうような小さな生命に宿る「美」を見いだす視点は確かです。
彼らはつねに自然に夢中で、四六時中生きものや旅のことばかり考えているような、まさに「ネイチャー・クレイジー」な人間ばかり。そんな若き写真家たちが本気で取り組んだ作品が放つエネルギー、そして自然のダイナミズムを感じていただければ幸いです。
『ライフスケープ』編集長・高橋佐智子
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