3.11震災の時、福島県の裏磐梯で撮影をしていた。その日は恐ろしくなり山を下りたがまた翌日、大変なニュースが続く中裏磐梯に出かけそこで異様な光景にであった。
その作品が「不安な朝」である。俗にいう地震雲といわれるものだったのだろうか。何十年に一回くらいしか見られない現象だと思っている。私は日本の自然風景に魅せられカメラを始め、日本の四季の素晴らしさをカメラに収めてきた。2011年にカメラ誌「風景写真」で年間グランプリ、2012年に「フォトコン」誌で年間第一位を得て昨年東京で個展を開催した。幸いマスコミ界を含め好評を頂き大勢の方に観ていただいた。忌わしい震災から三年過ぎたが、私が据えた自然界の素晴らしい景色、また「不安な朝」のような不思議な光景をぜひ関西の皆さんにご覧いただきたいと思います。