- 開催期間
- 2011年6月17日(金)~2011年6月23日(木)
- 開館時間
- 10:00~19:00
(最終日は14:00まで) - 会場
- 富士フイルムフォトサロン 大阪
- 入場料
- 無料
日本旅行写真家協会 創立20周年記念 合同作品展
①第10回 日本旅行写真家協会展
「再生~近代化産業遺産・新たなる旅立ち~」
②創立20周年記念 全国公募フォトコンテスト入賞作品展
「見つけよう!旅の原点~人と自然との共生~」
③ふれあい写真コンテスト2010入賞作品展
「国立・国定公園の自然を撮ろう」
<合同作品展共通のコンセプト>
「見つけよう! 旅の原点」
人生はよく「旅」に例えられます。それは、人が歩む道が、さまざまなことを経験し、それを見つめ直し、未来に向かって動き出す、そういった部分が「旅」と似ているからだと考えます。
人はさまざまな目的を持って「旅」に出ます。最もポピュラーなのは、観光旅行と称し名の知れた観光スポットに出かけるもの。最近では、世界遺産へのツアーが話題を呼んでいます。北極圏までオーロラを見に行ったり、宇宙へ旅行することもそう遠くない未来です。自転車で大陸横断といった目標を掲げ旅する人、行き先や時間を決めず「自分探し」を目的に旅をする人もいます。
「旅」とはいったい何か。「旅」といっても、その目的も、時間も、行程も、形態もさまざまですが、どんな旅であっても「発見」のない旅はありません。人は、何かを見つけようと旅に出ます。この「発見」こそが、私ども旅写が考える「旅の原点」です。
20周年記念事業では、写真展の開催に向け、日本あるいは世界各地を旅しながら、さまざまな場面で写真を撮影する場面をつくり、その中から新たな「発見」をしたいと(また、コンテスト応募者においては「発見」していただきたい)と考えています。そしてその成果を未来に向けたメッセージとして写真展会場より発信してまいります。
①第10回日本旅行写真家協会展のテーマについて
「再生~近代化産業遺産・新たなる旅立ち~」
<主旨>
2007年度及び2008年度に経済産業大臣によって認定された「近代化産業遺産群」は、幕末から昭和初期にかけて、日本の近代化をリードしてきたさまざまな産業施設です。その多くは機械の高度化・自動化、あるいは情報化社会への移行、近年のクリーンエネルギー化の中で、その役割を終え、衰退・消滅しつつありました。
しかし、今その施設が生まれ変わろうとしています。産業を支えてきた地方の自然、風土、歴史、そして産業が作り出してきた技術や製品の数々。このようなものを新たな観光資源として地域活性化につなげていこうという取り組みが「近代化産業遺産」の認定によりスタートしたわけです。
とはいえ、認定からまだまだ日も浅く、その魅力を伝えるのはこれから。新たなスタートを切った近代化産業遺産の新しい姿、魅力を、旅の写真の専門家集団である我々が旅をする中で発見し、展示作品を通じて広く発信してまいります。
②全国公募フォトコンテスト入賞作品展について
「見つけよう!旅の原点~人と自然との共生~」
<主旨>
当協会では、広く一般の方にも「旅の原点」を見つけて撮影していただき、その作品発表の場として全国規模の公募フォトコンテストを開催致しました。このコンテストには全国から1071名、4041点の応募作品が寄せられました。
ひと言で「旅」といっても、人それぞれ感じ方や考え方はさまざまです。人がこの世に生を受け、現在に至った過程も「人生の旅」といえます。目的を持たずにどこかへ出かけ、そこで何かを発見することも、また「旅」といえます。
日本全国の旅と写真を愛する皆様が見つけた「旅の原点」。応募作品4041点の中から選ばれた37作品を展示いたします。
③ふれあい写真コンテスト2010入賞作品展について
「国立・国定公園の自然を撮ろう」
<主旨>
日本を代表する自然の風景地として環境大臣が指定する国立公園・国定公園。休暇村は、その日本の風景を代表する国立公園や国定公園内に作られた宿泊施設です。
当協会では、この休暇村を起点に、撮影を通して日本各地の自然とふれあう機会を作るべく、ふれあい写真教室を2003年より開催し、また、その参加者の作品発表の場として「ふれあい写真コンテスト」を開催して参りました(2010年度は応募者総数212名、応募総点数575点)。
日本の自然は四季折々の様相を見せてくれます。春には動物たちが一斉に活動を始め、夏には目映い緑が山々を覆っていきます。秋には遡上するシャケ、キノコなど自然の恵みをもたらし、冬には深々と降る雪が山里を白く化粧していきます。
撮影旅行を通して発見した豊かな日本の自然と人とのふれあい、そして旅の思い出を、入賞作品24点で綴ってまいります。