大台ケ原は奈良県と三重県の県境に位置する。主峰日出ヶ岳は標高1695mであり、年間降雨量は4500mmを超える日本一の豪雨地帯である。
　山頂部は霧に育まれたブナやトウヒの原生林が広がり、その森は多くの動植物を育んでいる。春はバイケイソウの芽吹きに始まり、アケボノツツジ、ヤマツツジ、シャクナゲ、シロヤシオツツジと次々と花を咲かせ、林床にはヤマ芍薬、エンレイソウ、トリカブト、ホトトギスなど多くの草花が咲き、熊、鹿、アナグマ、リス、オオダイガハラサンショウウオなど多くの生き物が生息する。
　この自然豊かな大台ケ原に魅せられた7名が写真クラブ台高夢幻を設立。大台ケ原をテーマに過去9回の写真展を実施してきた。
　今年度はクラブ設立10周年を迎え、富士フイルムフォトサロンで開催できる事を大変光栄に思うとともに喜んでいる。
是非ご高覧ください。

フォトクラブ台高夢幻代表　田畑　貴志