- 開催期間
- 2022年7月29日(金)~2022年8月4日(木)
- 開館時間
- 10:00~18:00
(最終日は14:00まで) - 会場
- 富士フイルムフォトサロン 名古屋
- 入場料
- 無料
年度別リスト
富士フイルムフォトサロン 名古屋
富士フイルムフォトサロン 名古屋 公募写真展
細谷克子写真展 海の宝石「ホヤ」という世界
初めてホヤを見たのは、10年以上も前。インドネシア、バリ島トランベンの波打ち際近くの沈船でした。あまりの美しさにショックで過呼吸になって、タンクのエアーの半分を10分で消費してしまったほどです。
ホヤは動物ですが、受精卵はふ化したのち、1㎜ほどのおたまじゃくし状態に変態し、その後、海底の岩やサンゴ、海綿などに固着して、植物のようにその場所で残りの生涯を終えます。ホヤのほとんどは、肉眼でみるかぎり無色透明。だから、ダイバーも通り過ぎてしまうし、写真家もあまり注目しません。けれども、水中ストロボの角度によっては、光が被写体の周りのスポンジ(海綿動物)やサンゴの色に反射して、様々な色に写ることがあります。ピンクやオレンジ色は、反射光によるもので、反射するものがなければ、海の色(青)に写ります。
ホヤは水中写真の「脇役」ですが、稲穂みたいに豪華に成長するものもあれば、ユーモラスな形のものもあり、その種類は3,000を超えるようです。私が魅せられたホヤを主役とした、海の宝石「ホヤ」という世界をご覧いただければ幸いです。
作品点数 : 全紙・半切サイズ等、カラー、約50点
<プロフィール>
細谷 克子 (ほそや かつこ)
東京生まれ。大学院修了後、税理士・不動産業に従事。60歳を過ぎてから独学で水中写真の世界に潜入。赤道に近いインドネシア、パプアニューギニア、フィリピンを主たる撮影地として、そこに生きる色鮮やかな小さな生きものを撮り続けている。
全日本ウミウシ連絡協議会会員、日本写真協会会員。
※ 写真展・イベントはやむを得ず、中止・変更させていただく場合がございます。予めご了承ください。