- 開催期間
- 2009年4月10日(金)〜2009年4月16日(木)
- 開館時間
- 会場
- 富士フイルムフォトサロン 名古屋
- 入場料
- 無料
富士フイルムフォトサロン 名古屋
〝天空列車〟で行くチベット 写真展(森 健・垣内博 2人展)
〝天空の大地〟とも言われる「チベット」。その首府・ラサ(拉薩)へ、50余年をかけて建設された「青蔵鉄道」が2006年夏に開通しました。標高4000-5000mを走る列車の車窓からは白銀の峰々や、遊牧の民などがパノラマのごとく眺められると聞き、知人らと出かけました。
ラサに到着してすぐに高山病の〝洗礼〟を受け驚きましたが、酸素ボンベの助けを借りながら、ラサの街中、巨大なポタラ宮、チベット仏教の寺院などを訪ね歩き、山岳鉄路をひた走る青蔵列車を追い、白銀を仰ぐ大草原で遊牧の人たちとも交流をしました。衝撃的だったのは、国道に全身を投げ出し「五体当地」しながら信仰の聖地カイラス山やポタラ宮を目指す人たちに遭遇した時でした。何十キロ、いや何百キロも野宿しながらーこれには驚愕しました。
チベットへは、北京五輪開催等で一時期外国人の入国が困難な状況となり、この写真展開催にあたり補強撮影で再訪予定でしたが間に合わず、心残りの開催となりましたがご鑑賞頂ければ幸いです。
森 健・垣内博