今回ご覧いただく高嶺の蝶とは特に北海道では大雪山系、十勝・日高山脈などのだいたい八合目以上に棲息する蝶を思い浮かべて頂ければ良いと思います。また海外の麗しい高嶺の蝶とはヒマラヤ山脈では主に4000m以上、モンゴル高原では概ね3000m以上に棲息する蝶といった意味合いのものです。
　撮影時期は1992年から2023年にかけて四半世紀に及ぶロングランの集大成です。
高山蝶に憧れ北海道に彷徨い、印度ヒマラヤ、モンゴル高原、中国奥地からチベット高原を巡り歩き、撮りためた麗しの蝶と生息環境の極一部ではありますが、ご覧いただいた皆様の心の琴線にほんの少しでも触れるような作品が有れば幸甚に存じます。

菱川法之

作品点数 ： 全紙・半切サイズ等、カラー、約30点（予定）
・フィルム・デジタル両方による作品。
・展示作品は、描写性の高い富士フイルム製品「銀写真プリント」を使用。