- 開催期間
- 2021年10月1日(金)~2021年10月6日(水)
- 開館時間
- 10:00~18:00
- 会場
- 富士フイルムフォトサロン 札幌
- 入場料
- 無料
年度別リスト
富士フイルムフォトサロン 札幌
富士フイルムフォトサロン 札幌 公募写真展
宇苗満作品展「カムイの島」
カムイの島
アイヌ文化と大和文化が絶妙に混ざり合った島。それが北海道南西沖に浮かぶ奥尻島(アイヌ語でイクシュンシリ:向こうの島)です。深い信仰と畏敬を集めてきた霊峰神威山を最高峰に頂く奥尻島は、縄文時代より豊かなブナ林に包まれ「カムイの島」と呼ばれてきました。そして、島は陸地から遮断されることによって「聖地性」も内在しています。
震災後の奥尻島を撮影するため、住み慣れた東京・池袋から帰郷して12年。成熟して十分な頃合いに達した写真の中から、アイヌ文化的な「神々しい絶景、心震わす情景、幻想的な光景」、大和文化的な「八百万の神が放つ気配、寂滅の景色」を厳選し、この度の作品展で発表することになりました。また、写真集「カムイの島」(『日本書紀』に記されている「阿倍臣比羅夫伝説」の謎解きを収録)を会場で販売する予定です。
久しぶりの大都会、すっかり浦島太郎状態です。皆さまの温かい応援・声援をお待ちしております。
宇苗 満
作品点数 : 全紙、カラー、約40点(予定)
公益社団法人 日本写真家協会
<プロフィール>
宇苗 満 (うなえ・みちる)
1961年 | 北海道奥尻島生まれ。 |
1984年 | 日本大学生産工学部建築工学科(神谷宏治研究室)卒業。社団法人日本建築学会(AIJ)に入会。 |
1992年 | 六角鬼丈計画工房を経て宇苗満空間工房を設立。官公庁の建設コンサルタントとして全国各地で都市建築計画・街づくり・街おこしなどを開始する。 |
1993年 | 故郷の奥尻島を襲った北海道南西沖地震をきっかけに写真家を志す。奥尻島と同じ経度(東経139度33分)に位置する古都鎌倉の神秘的空間を巡礼。 |
2006年 | 社団法人日本写真家協会(JPS)に入会。 |
2009年 | 東京から奥尻島に帰郷し、「離島独自の自然現象(現実)とカムイが宿る景観(仮想)」をモチーフに、ライフワークの「祈りの原景」をテーマとした作品制作を行なっている。 |
※ 写真展・イベントはやむを得ず、中止・変更させていただく場合がございます。予めご了承ください。