年間気温差50度を超える厳しい自然。
屈斜路湖や摩周湖のまわりでこの自然の命の水となる水の行方、季節の移り変わりを映している水、どのように生き生きと表現できるかをつねに考えます。
霧となって空中にちり、氷となってそこここにへばりつく。水は季節によって形を変える。またその水によって自然が深いものになる。
水の変化によって、そこらしさ、その時らしさがあらわれる。デリケートな自然のたたずまいを壊さず、汚さずず、それを発見することがこのうえなく楽しい作業です。 ぜひご高覧ください。

隅田恒示