- 開催期間
- 2025年2月21日(金)~2月27日(木)
- 開館時間
- 10:00~19:00
(最終日は14:00まで/入館は終了10分前) - 会場
- 富士フイルムフォトサロン 大阪 ホワイエ
- 入場料
- 無料
年度別リスト
富士フイルムフォトサロン若手写真家応援プロジェクト
【写真家たちの新しい物語】
黒岩正和写真展「島魂」 ―TOUKON―
若手写真家応援プロジェクト「写真家たちの新しい物語」として、20年以上にわたって日本の島々を巡り撮影を続ける写真家・黒岩正和氏による作品展を開催します。
18歳から野宿で東南アジア各国を放浪したのち、21歳の時、偶然出会った島の祭りに魅了され、日本の島を撮影し始めた黒岩氏。近年、自然災害や疫病の流行など、暗い影を落とすニュースが多い中、作者は島で行われる祭りに心奪われ、人々の活気に「島の魂」を感じたといいます。硫黄島を除く日本の有人島すべてを訪れ、撮影を重ねた作品群より、選りすぐりの約50点を展示します。
■ 写真家からの写真展紹介
島魂 ―TOUKON―
現在、日本では多くの島が過疎に悩まされ、島は元気がない…。
そんな印象が一瞬で吹き飛ぶ日、それが祭りの一日だ。
一升瓶を呷(あお)った男達が、一心不乱に揉み合い、気勢を上げる。
女達は、そんな男達を温かく見守り、裏方として支える。
そして皆、満たされた表情を見せる。
そんな凝縮された時間が、祭りの時間だ。
約20年前、偶然出会った島の祭りに魅了され、日本の有人島(硫黄島を除く)をすべて訪れ、400以上の島の祭りを撮影してきたが、どの祭事にも島人達が受け継いできた大切な想いが詰まっていた。
どつき合いの中心で、二、三人を引き摺り回す島の駐在さんがいた。
早朝、神輿が通る道に塩を撒きながら歩く少女達の姿があった。
年に一度、島に現れる神様に心奪われた。
島に入るのに、渡船場にて升酒を空けてからでないと入れない土地もあった。
私を魅了した、そんな島の祭りならではの光景を生み出すもの、それは島人達に脈々と受け継がれてきた大切な魂だと思う。
祭りは島の魂だ。
作品点数 : A1・A3・A4サイズ、カラー、約50点(予定)
・デジタルによる作品。
・展示作品は、描写性の高い富士フイルム製品「銀写真プリント」を使用。
主催 : 富士フイルム株式会社
後援 : 港区教育委員会
企画 : 合同会社PCT
【写真展併催イベント】 クロストーク
黒岩氏と本展企画者が、撮影裏話・展示制作プロセス・作品に込めた思いなどをお話しします。
開催日時 | 2024年2月21日(金) 13:00から (約40分間)
(参加無料・予約不要) |
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会場 | 富士フイルムフォトサロン 大阪 写真展会場内 |
ゲスト | 圓谷真唯(PCT/雑誌『写真』編集部) |
※ 座席はございませんので、予めご了承ください。
※ イベントはやむを得ず、中止・変更させていただく場合がございます。予めご了承ください。
【写真展併催イベント】 ギャラリーツアー
黒岩氏が、出展作品や写真展の見どころを解説します。
開催日時 | 2024年2月22日(土) 13:00から (約30分間)
(参加無料・予約不要) |
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会場 | 富士フイルムフォトサロン 大阪 写真展会場内 |
※ 座席はございませんので、予めご了承ください。
※ イベントはやむを得ず、中止・変更させていただく場合がございます。予めご了承ください。
<プロフィール>
黒岩 正和 (くろいわ まさかず)
和歌山県出身。
大学卒業後、写真家・溝縁ひろし氏のアシスタントを経て独立。18歳から東南アジア各国を野宿で放浪。その後、中国・雲南省で山岳少数民族の暮らしを長期にわたり撮影。21歳の時、偶然出会った島の祭りに魅了され、日本の島を撮影し始める。
2022年より京都精華大学デザイン学部講師。
2024年現在、日本の有人島全島(硫黄島を除く)撮影し、訪島数のべ1600以上、島の祭りは400以上訪れている。
2004年 第52回二科展写真部学生部門オリエンタル賞受賞
2005年 キヤノン写真新世紀入選
2012年 第13回上野彦馬賞入選など
2025年1月、写真集『百島百祭』を光村推古書院より発売予定。
【巡回展】
富士フイルムフォトサロン 東京 | 2025年1月17日(金)~2月6日(木) |
※ 写真展・イベントはやむを得ず、中止・変更させていただく場合がございます。予めご了承ください。
※ 祝花はお断りいたします。