カメラと言えばデジタルカメラが世間では当たり前になり、私も仕事ではデジタルカメラでの撮影がほとんどになった今、自分の作品作りに何を使えば良いか？

私の祖父（上田三郎）が残してくれた昭和初期の作品は80年近く経ったモノクロネガから新しいプリントがきれいに焼けるのに、当時　退色/劣化が無く永久保存に最適と言っていた十数年前のデジタルカメラのクオリティーの低さとを見比べて、あえて銀塩それもモノクロにこだわって撮影しました。
難しいテクニックを使うのでは無くフルオートコンパクトカメラ富士フイルム「NATURA S」でSuperPRESTO1600を詰め、気の向くままに散歩しながら気に入った場所では立ち止まり酒場で一杯呑みながらと言う気楽な撮影スタイルです。
2008年に「東京ぶらり」と言うタイトルで嵐山あ～とすぺ～すで発表した作品展の後、2009年に撮影しました東京の街写真パート2です。
是非ご高覧ください。

上田　良一