＜南北フランス・二人の視点＞

ノルマンディー地方を中心とした北フランスの旅でしたが、モネを中心とした印象派画家たちが好んで描いたコロンバージュの水車小屋、睡蓮の池のジヴェルニー、ルーアンのノートルダム寺院大聖堂、エトルタの象の鼻、フランスで最も美しい村100選の中の代表的なジェルブロア（バラの村）、作曲家モーリス・ラベルが滞在したリヨン・ラフォレ、「夏のパリ」と言われる高級リゾート地、ドーヴィルなど。満潮のモンサンミッシェルの朝夕や美しい港町オンフルールの点描です。ライカMモノクロームの18mmを頼りに、北フランスの陰影の表現にもつとめました。

ワイン産地で名高いボルドーを起点に終点・最南部カルカッソンヌまでの南西フランスに点在する「フランスで最も美しい村・協会認定」の美しく魅力的な村々を訪れました。フランスにはファッションの都のパリ以外に、歴史的でありながらモダン、素朴でありながら趣のある、シンプルである一方でファッショナブルな一面を持つ田舎や中世の小さな町が多くあります。
緑豊かな自然のなかに人の暮らしの気配が感じられる素顔の南フランス風景をご堪能いただけたら幸いです。