ニュースリリース
世界初!(*1)柔らかく美しいボケ味を生み出すアポダイゼーションフィルター(*2)搭載のAFレンズ
「フジノンレンズ XF56mmF1.2 R APD」
卓越した写真画質と立体感のある表現が可能!ポートレート撮影に最適!
新発売
2014年9月10日
2014年11月20日更新
富士フイルム株式会社
富士フイルム株式会社(社長:中嶋 成博)は、プレミアムミラーレスカメラ「Xシリーズ」の交換レンズラインアップとして、アポダイゼーションフィルター(APDフィルター)(*2)搭載のレンズにおいて世界で初めてAF撮影を実現し、圧倒的な解像力と柔らかく美しいボケ味で、卓越した写真画質と立体感のある表現を可能にする大口径AFレンズ「フジノンレンズ XF56mmF1.2 R APD」を、平成26年12月より発売します。
「フジノンレンズ XF56mmF1.2 R APD」は、85mm相当(*3)の焦点距離でポートレート撮影に最適な高性能レンズです。APS-Cサイズのセンサーを搭載したレンズ交換式デジタルカメラ用AFレンズにおいて世界で最も明るい開放F値1.2と、レンズ中心部から周辺部にかけて透過光量をなだらかに変化させるAPDフィルターの搭載により、髪の毛一本一本までシャープに描写する解像力と柔らかく美しいボケ味を実現。卓越した写真画質と立体感のある表現をお楽しみいただけます。
また、本レンズを「Xシリーズ」ボディに装着して撮影する場合、本レンズと同等の焦点距離・F値を持つフルサイズセンサー搭載一眼レフカメラシステムと比べて約半分の重さ(*4)であるため、撮影者の負担を大幅に軽減し、圧倒的な使い勝手の良さを実現します。静かなシャッター音で、撮影する空間の雰囲気を壊すことなく、被写体の自然な表情を引き出すことができます。
*1 APDフィルターを搭載したレンズで、世界で初めてAF撮影が可能。平成26年9月現在。当社調べ。
*2 中心部から周辺に向かって光の透過率をなだらかに減少させたフィルター。
*3 35mm判換算。
*4 当社調べ。
1. 製品名、発売日、価格
製品名 | フジノンレンズ 「XF56mmF1.2 R APD」 | |
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発売日 | 平成26年12月 <2014年11月20日追記> 発売日決定: 平成26年12月11日(木) |
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希望小売価格 | オープン |
2. 製品特長
- (1) ポートレート撮影に最適な高性能レンズ
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- APDフィルターの搭載により、アウトフォーカスの被写体の輪郭が滑らかになり、柔らかく美しいボケ味を実現。ピントの合った部分のシャープな描写とあいまって、立体感のある表現が可能です。
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- APS-Cサイズのセンサーを搭載したレンズ交換式デジタルカメラ用AFレンズでは、世界で最も明るいF1.2を実現。両面非球面レンズ1枚、ED(異常分散)レンズ2枚を含む8群11枚の光学系を採用しました。非球面レンズによって球面収差を効果的に補正し、開放絞りから高い解像度を実現。また、2枚のEDレンズと3枚の接合レンズの組み合わせにより、色収差を大きく低減しました。
- レンズ全面に富士フイルム独自の多層コーティング処理「HT-EBC (High Transmittance Electron Beam Coating)」を施したことで、ゴーストやフレアを抑えることができ、シャープでクリアな描写が可能です。
- 富士フイルムの光学設計技術を結集し、「Xシリーズ」に搭載されている独自の「X-Trans™ CMOS」(*5)センサー(ローパスフィルターレス)に最適な光学設計により超高画質を実現。
- レンズの性能を最大限に引き出す「点像復元処理」(*6)に対応した「Xシリーズ」ボディ(*7)と、本レンズを組み合わせることで、レンズの光学性能や特性を元に、絞りを絞り込んで撮影する場合に発生する回折現象(*8)を補正。解像力の高いシャープな画像が得られます。
*5 X-Transは、富士フイルム(株)の商標または登録商標です。
*6 レンズごとの光学性能を元に、回折現象などで発生した光学的影響をシャープに補正する独自の画像処理機能。
*7 平成26年9月現在、「FUJIFILM X-T1」「FUJIFILM X-E2」が対応。
*8 絞りを絞り込んで撮影する際に、本来シャープになるべき細かい画像がボケてしまう現象。
- (2) 世界初! APDフィルター搭載レンズでのAF撮影
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- APDフィルター搭載レンズにおいて、世界で初めてAF撮影を実現。高精度なコントラストAFによる撮影が可能です。
- 静音AFに加え、静かなシャッター音の「Xシリーズ」ボディとの組み合わせでは、撮影する空間の雰囲気を壊すことなく、被写体の自然な表情を引き出すことができます。
- (3) 「Xシリーズ」搭載の「フィルムシミュレーション」機能との組み合わせで実現する美しい階調表現
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- プレミアムミラーレスカメラ「Xシリーズ」には、フィルムを選ぶ感覚で色彩・階調表現を使い分けられる「フィルムシミュレーション」機能を搭載しており、多くのプロ写真家・写真愛好家から高い評価をいただいています。本レンズと、「フィルムシミュレーション」機能の中でもポートレート撮影向けに設計されたプロネガモード(2種類)を組み合わせることで、当社が80年にわたり蓄積した肌色の再現技術による美しい階調表現が得られます。
- (4) 高品位な外観と快適な操作性
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- 金属製のフォーカスリングと絞りリングを搭載。レンズボディ外装は金属部品を採用し、高品位な外観に仕上げました。リングを廻すときの指先に伝わる質感と、適度なトルク感を重視し、繊細な操作が必要なマニュアルフォーカス時でも快適に撮影可能です。
- APDフィルターは、開放付近の絞り値で撮影する際に効果を発揮し、開放F値での撮影時に最大の効果が得られます。
- APDフィルターはレンズ周辺部の透過光量を減少させることで、柔らかなボケ味を実現するフィルターです。APDフィルターを搭載したレンズは、非搭載のレンズに比べて、レンズ全体の透過光量が減少します。このため、本レンズでは、F値に加えて、APDフィルターによる減光を考慮した値を赤文字で併記しました。白文字のF値と赤文字の減光分を考慮した値の差が大きいほどAPDフィルターの効果が強く発揮されます。
- APDフィルターは開放側のF値で撮影する際に効果を発揮します。露出オーバーになりやすい屋外の明るい環境下でもAPDフィルターの効果を生かして撮影を楽しんでいただけるよう、絞り3段分の減光が可能なND(減光)フィルターを同梱しました。
3. 主な仕様
形式 | フジノンレンズ XF56mmF1.2 R APD | |
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レンズ構成 | 8群11枚 *APDフィルター含まず (非球面レンズ1枚、異常分散レンズ2枚、APDフィルター) | |
焦点距離 | f=56mm (35mm判換算 : 85mm相当) | |
画角 | 28.5° | |
最大口径比(開放絞り) | F1.2 | |
最小絞り | F16 | |
絞り形式 | 羽根枚数 | 7枚(円形絞り) |
ステップ段差: | 1/3ステップ(開放絞りのみ1/2ステップ) (全23段) | |
撮影距離範囲 | 標準 : 0.7m~∞ マクロ : 0.7m~3m | |
最大撮影倍率 | 0.09倍 | |
外形寸法 最大径×長さ(約) (先端よりマウント基準面まで) | φ73.2mm×69.7mm | |
質量(約) (レンズキャップ・フード・三脚座含まず) | 405g | |
フィルターサイズ | φ62mm |
本件に関するお問い合わせは、下記にお願いいたします。
- お客さま お客様コミュニケーションセンター
- TEL 050-3786-1711
- 報道関係 コーポレートコミュニケーション部
- TEL 03-6271-2000
- 「フジノン XF レンズ」スペシャルコンテンツ
- http://fujifilm-x.com/xf-lens/
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